まほろば紀行

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カテゴリ:三重紀行( 31 )

段々畑的な……

観光客にとって、視覚からの情報は、重要だ。

現に私は、ひょこひょこやって来た!

私の視界には、不思議な形をした城壁が広がっていた。

まるで段々畑を思わせる石垣は、かつて水軍の城だった。

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しかしこの石垣についての記述を、発見することは出来なかった。

整備された石垣は、時代を積み重ねることで、いつか歴史の一部になるのかも知れない。

三重県鳥羽市~鳥羽城跡~



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by travel2013 | 2017-08-29 16:30 | 三重紀行 | Comments(0)

空の道

風はまだ冷たい。

黒装束は北からの冷たい冷気を幾分かは、和らげている。

懐に忍ばせ巻物には、こう記されている。

『忍法、空中散歩の術』と

男は、大きく息を吸い込んで、呼吸を整えると次の瞬間!?

シュタタタタッ!

サササササッ!

空に張り巡らされた"黒い糸"を辿り北へ駆けて行く!

其の先には、伊賀上野城があったの巻

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by travel2013 | 2017-02-01 18:10 | 三重紀行 | Comments(0)

おうむ岩

巨大な一枚岩は、まるで巨大な屏風のようにも見える。

「語り場」と呼ばれる小さな小屋で音を発すると

あら不思議!?

「聞き場」にいる人には、まるで岩から音が発せられたように聞こえてくる。

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そんな、おおむ岩の山頂からは、長閑な田園風景が広がっている。

三重県志摩市

              


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by travel2013 | 2016-12-15 19:00 | 三重紀行 | Comments(0)

ミステリーの館と路地

プロローグ


「お客さん、普通のver.と怖いver.とありますが、どちらに致しましょう?」
「それじゃあ、せっかくなんで怖いver.で」

確かこんなやり取りがあった後、お姉さんは土間を出て行った。
その後私は、幻影城なる土蔵へ足を踏み入れることになった。

土蔵の中は暗かった。
「ピカピカ!ガガガガ!」
幻影城では光と音響が相まって、奇譚な物語が、次から次へと展開されていく。
私は興奮のあまりカメラのシャッターを切ることを不覚にも
忘れてしまったのであった。

第一章~ベンチの黒猫を探せ!


ここは、三重県鳥羽市
国道沿いには、鳥羽水族館やミキモト真珠島など三重県有数の観光スポットが道路を挟んだ海側に広がっている。
私は、そんな賑やかな風景を背に山側へテクテク歩いていた。
大里通りを幾分か進んで行くと、一軒の古めかしい建物へ到着した。
間違いない、目印の白いベンチと黒猫!

スリガラス越しに明かりが漏れている。
私は引き手に手をかけた瞬間!?
江戸川乱歩館の扉が開かれたのであった。

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第二章~美人画の謎を追え!


低い天井と真っ直ぐ伸びる梁の間に取付けられた明かりが、館内の角に影を創る。
土間を2~3間進んだ左手に和室があった、絵心のない私でも見覚えのあるような
美人画を発見した。中には夢二もあった。
振り返るとお姉さんが名探偵ばりの解説で美人画の謎を解き解き明かしたのだ。

岩田準一氏、夢二に師事した画家で民俗研究家である彼が半生を過ごした、この建物が江戸川乱歩館であり、乱歩作品の押絵を書いたのが岩田氏だった。
展示物には、書簡のやり取りもあり、中には横溝正史の名もあった。

そして、私は土間を通り抜けた先にある幻影城の延石に底の磨り減った
デッキシューズを並べたのであった。

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第三章~昭和の小路へ!


幻影城で乱歩ワールドを堪能した私は、岩田氏の書斎から先に伸びる通路
を進んで行った。
そして、私は発見したのです。あの自転車を……


その名は、黄金バット号!(と勝手に命名)

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小路を後にした私は、旧鳥羽街道へやってきた。
旧鳥羽街道と大里通りは平行に延びた道で、通りに建つ建築物の横から
急に猫が飛び出してきたかと思えばそこには、小路が平行な二つの通りを結んで
いた。建物はみな年代を積み重ね、錆びたトタンは海からの潮風の影響もあるのかも知れない。

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エピローグ

三重県鳥羽市、今日も沢山の観光客が訪れているのだろう。
しかし、旧市街を行く人は少ない。
一本路地を入ってみると、そこには昭和レトロな町並みが残っている。


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by travel2013 | 2016-11-24 19:00 | 三重紀行 | Comments(4)

森の風

文明の利器にどっぷり浸かった重たい身体

一度経験してしまうと、もうそれは中毒で……

そんな重たい身体を背負って登る石段は、何故か嫌いじゃない。

日避けのつもりが、どんどん足が進んで行く。

灯篭の間から微かに森の風が吹く。

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便利さの中に埋もれた、私の身体に蘇る感覚

忘れかけていた森の風は、今も昔と変わらず吹いている。




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by travel2013 | 2016-07-23 14:14 | 三重紀行 | Comments(0)

桐林館2016.04

閉ざされた昇降口を抜けると、そこには廊下があった。

短い廊下には、足音が一つだけ。

校舎からは、子供の声と共に備品もすっかり消えてしまったようだ。

唯一残るのは、真っ黒な奉安庫が一つ。

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重厚な奉安庫に、それを包む校舎。

箱物だけが取り残された世界に差し込む春の日差しが

窓外から床板に降り注ぐ時

校庭には、歓声が響いた。
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三重県いなべ市~桐林館(旧阿下喜小学校校舎)






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by travel2013 | 2016-06-07 00:07 | 三重紀行 | Comments(0)

天空の城ブームに便乗して~おまけ編

赤木城を後にした私達は、再びくねくね道に突入!
海を目指して南下することになったのです。
何故かって?それは、「ウフフッ」
海の幸を求めて!

ところが今の私は、「ヴェェッ」なのです。

緑の枝葉は、勢いよく日光浴している。そんな間に覗いた看板を見て気力が沸いてきたのは事実だが、今となっては魔法の看板だったような気がする。
距離にして2km程度のくねくね道は、私を支配する酔いの存在を浄化するには、あまりに短い距離だった気がする。

そして景色は開眼する。圧倒的な自然の景観の中に私は降立つ!
丸山千枚田の世界へ……
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急に酔いが醒めたのは、不思議な出来事としかいいようがないが、それだけ丸山千枚田には、私を引き付ける何かがあったのだろう。

当然赤木城も素晴らしかったが、酔いはピークだった(苦笑)

自然には、不思議な治癒力があるのかも知れない……
おかげで昼食は、おいしく頂けましたとさ。


三重県熊野市 赤木城経由丸山千枚田紀行


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by travel2013 | 2016-05-20 19:10 | 三重紀行 | Comments(0)

天空の城ブームに便乗して

天空の城といえば、兵庫県の竹田城跡が有名であるが、今回私とN氏が訪れたのは三重県にある、赤木城跡である。
赤木城のいいところはと聞かれたら、私は迷わず断言できる。それは、ダイレクトに車で乗り付けられるところである!運動不足の私にとっては、嬉しい天空の城。しかし、私の行く手には苦難の道が……


N氏に会うのは、3ヶ月ぶりで久々の再開を喜びながらも、私はN氏の軽自動車を首尾よくチャーターしていた。当初、赤木城行きを提案したところ、彼は「山の中で何もない」と難色を示したが私は、流行語を巧みに駆使して今回の切符を勝ち取ったのである!
「赤木城いつ行くの?……今でしょ!」


茶番はさておき、山道ルートを選択したことが後になって、私に苦難が降りかかる
原因となったのです。天気は快晴、ダムを眺めて、時に手彫りのトンネルなんかに首をフル回転させていたら、クネクネ道の連続に、車酔いでダウン!

目的地を前にして、まさかの失態(涙)
そう私に降りかかった苦難とは「車酔」なのである。
そしてアップダウンの激しい山道のすえ、私の酔いは、赤木城到着と共にピークを向えていたのです。

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快晴とは裏腹に、やたらと強い冷たい風。酔いを醒ますどころか、こめかみに激しく衝突する頭痛促進剤となりて、食欲をも奪いさっていく。

しかし、この後思わぬ出来事が待っている!?

おまけ編に続く






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by travel2013 | 2016-05-19 17:49 | 三重紀行 | Comments(0)

それはまるで、山中の滑走路のようで……

山の中に埋もれたプラットホーム。

それは、昔の駅舎の跡。

大きな事故……そして、複線化と共に廃線の途へ。

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人が消えたことによって

ダイヤというものも消えてしまった。

だからここには、時間というものは存在しない。

しかし、朝が来れば夜がやって来る。

時には雨が降り、雨音だけが静かにホームの床に響くだけ……


旧東青山駅(近鉄大阪線)



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by travel2013 | 2016-03-23 19:00 | 三重紀行 | Comments(2)

貴賓の館~賓日館

二見浦海は、穏やかである。
しかし天候はあいにくの曇りで、今にも小粒の雨が降っても不思議はない。

横に細長い浜を見渡せば車の渋滞が目に映った。そこには、夫婦岩で有名な二見輿玉神社がある。人々は、われ先に車の駐車の余念がない。時たま大きなクラクションが静かな浜に空しく響く……

そんな人間のあるべき姿を眺めていた男が一人いた。
彼は、浜から腰をあげると、フェルトハットを少し修正して振り返った。
ハットのつば先には、堂々た唐破風が佇んでいた。
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浜の静けさそのままに、賓日館は建っていた。
明治20年に建設された当館は、その容姿から想像できるように、ただの建築物ではない。
賓日館……ここは、かつて皇族の方々が宿泊した貴賓の館である。

平成11年に旅館としての役割を残念ながら終えてしまったが、その代わりと言っては何であるが、入場料300円で館内をくまなく探検できる。

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一番の見所は、2階に設けられた桃山式の大広間である。
わざわざ2階に、舞台付の120畳の和室が広がる様は、圧巻の一言につきる。
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フェルトハットの彼は、ふと気が付いた。
あまりに広い空間には、長い廊下が続きガラスが一枚木枠に嵌っているだけである。
大広間は、大きなシャンデリアが煌々と気品を漂わせはいるが、浜からの風が気まぐれに
ガラスを揺らし始めていることに。

靴下から伝わる畳の質感は、体温を急激奪っていくように思われた。堪らず、1階のことぶきの間へ避難を試みた。何故かというとそこには、電気カーペットがあったからだ。
そして隣のさつきの間を覗いてた彼を、小さな賓客が迎えてくれるのであった。
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その様子を見た彼は思い出していた。
伊勢志摩サミットが近づいていることを……

三重県伊勢市二見町~賓日館






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by travel2013 | 2016-01-06 00:05 | 三重紀行 | Comments(2)

旅初心者が旅人を目指して奮闘する旅紀行です。


by たびんちゅに憧れて
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