まほろば紀行

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ミステリーの館と路地

プロローグ


「お客さん、普通のver.と怖いver.とありますが、どちらに致しましょう?」
「それじゃあ、せっかくなんで怖いver.で」

確かこんなやり取りがあった後、お姉さんは土間を出て行った。
その後私は、幻影城なる土蔵へ足を踏み入れることになった。

土蔵の中は暗かった。
「ピカピカ!ガガガガ!」
幻影城では光と音響が相まって、奇譚な物語が、次から次へと展開されていく。
私は興奮のあまりカメラのシャッターを切ることを不覚にも
忘れてしまったのであった。

第一章~ベンチの黒猫を探せ!


ここは、三重県鳥羽市
国道沿いには、鳥羽水族館やミキモト真珠島など三重県有数の観光スポットが道路を挟んだ海側に広がっている。
私は、そんな賑やかな風景を背に山側へテクテク歩いていた。
大里通りを幾分か進んで行くと、一軒の古めかしい建物へ到着した。
間違いない、目印の白いベンチと黒猫!

スリガラス越しに明かりが漏れている。
私は引き手に手をかけた瞬間!?
江戸川乱歩館の扉が開かれたのであった。

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第二章~美人画の謎を追え!


低い天井と真っ直ぐ伸びる梁の間に取付けられた明かりが、館内の角に影を創る。
土間を2~3間進んだ左手に和室があった、絵心のない私でも見覚えのあるような
美人画を発見した。中には夢二もあった。
振り返るとお姉さんが名探偵ばりの解説で美人画の謎を解き解き明かしたのだ。

岩田準一氏、夢二に師事した画家で民俗研究家である彼が半生を過ごした、この建物が江戸川乱歩館であり、乱歩作品の押絵を書いたのが岩田氏だった。
展示物には、書簡のやり取りもあり、中には横溝正史の名もあった。

そして、私は土間を通り抜けた先にある幻影城の延石に底の磨り減った
デッキシューズを並べたのであった。

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第三章~昭和の小路へ!


幻影城で乱歩ワールドを堪能した私は、岩田氏の書斎から先に伸びる通路
を進んで行った。
そして、私は発見したのです。あの自転車を……


その名は、黄金バット号!(と勝手に命名)

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小路を後にした私は、旧鳥羽街道へやってきた。
旧鳥羽街道と大里通りは平行に延びた道で、通りに建つ建築物の横から
急に猫が飛び出してきたかと思えばそこには、小路が平行な二つの通りを結んで
いた。建物はみな年代を積み重ね、錆びたトタンは海からの潮風の影響もあるのかも知れない。

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エピローグ

三重県鳥羽市、今日も沢山の観光客が訪れているのだろう。
しかし、旧市街を行く人は少ない。
一本路地を入ってみると、そこには昭和レトロな町並みが残っている。


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by travel2013 | 2016-11-24 19:00 | 三重紀行 | Comments(4)

旅初心者が旅人を目指して奮闘する旅紀行です。


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